グローバルに舵を切るDAZN、米伯で50人を切る。

8月に実施されたβテストを経て、まもなくDAZNのグローバル展開が始まろうとしていますが、それを期にアメリカとブラジルで50人のスタッフを削減したとのこと。

ビジネスの方針転換によって解雇されるのは外資では別に珍しいことではありません。
アメリカではグローバル展開の際に目玉コンテンツとなるボクシングを中心にしているため、本国でのスタッフは余剰となってしまいました。将来NFLなどの大型案件を獲得できれば話は別ですが、いまはアメリカに集中投資する段階ではなさそうです。

また、先に取り上げたカネロとの訴訟案件も今後の展開によっては大きな重しとなる可能性があります。

ブラジルもコパ・スダメリカーナやセリエAなどの配信を終了し、縮小モードに入っています。セリエCの権利は持っているものの、やはり全国選手権とかリベルタドーレスといった目玉がないと厳しいのでしょう。

逆に言えば、Jリーグを押さえた日本や、全試合ではないものの1部リーグの試合を獲得したドイツやイタリアはローカルで展開していく重点的な市場であり、ここで失敗するようだと先の展望が見えなくなってきます。

さて、問題はグローバルのサービスがいつ始まるか。そしてコンテンツの中身や価格設定がどうなるかですが…それは発表され次第またお伝えすることとします。

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