米ABC、25年ぶりのMLB中継。
レギュラーシーズンの試合数で大もめにもめたMLBではありますが、その代わりにポストシーズンの試合を増やすというのは思惑が一致しているところで、例年は10チームのところ、今季は全体の半数以上となる16チームがプレーオフ進出です。
ポストシーズンのほうが全米中継されるので注目度も高いし、少しでも放映権料のロスを補おうということですが、中継するほうもなかなか大変なようで。
ファーストラウンドの8カードのうち7カードの権利を持つESPNが、チャンネルが足りないのか2カードを同じディズニー傘下であるABCに振り分けました。これによりABCは1995年以来25年ぶりにMLBを中継したことに。
ポストシーズンの拡大による放映権収入は10億ドル規模に達するとのことで、だいぶ損失を補填できそうですが、無観客で開催を続けたことのダメージも当然あります。
NFLも今シーズンからプレーオフ進出チームを増やしていますが、MLBもこれを臨時措置と考えず、今後も拡大に動くことは容易に予想できる…と思ったら、とっくに検討していました。コロナ禍以前の2月からですね。
その流れに乗ってFOXやターナーと巨額での契約延長を勝ち取ってますし、プレーオフに進出できない弱小球団でも全米中継については分配金を受け取れます。いやはや、よくできた仕組みです。
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