女流棋士待望のリーグ戦「白玲戦」誕生。
藤井聡太二冠が初タイトルを獲得した棋聖戦や、女流の清麗戦をスポンサードしている不動産会社のヒューリックが、新たに「ヒューリック杯 白玲戦・女流順位戦」を創設すると発表しました。
これにより女流棋戦も8大タイトルとなります。また、現在の清麗戦は来期より大成建設がスポンサーになるとのこと。
優勝賞金1,500万円というのは女流では破格、一般棋戦の中でも上位になるレベルですが、それより嬉しいのが「女流順位戦」の創設です。1期目は全女流棋士を8組に分けてのリーグ戦を行い、その成績に応じて2期目からはA~D級のクラス分けがなされます。
女流棋戦はほとんどトーナメント戦であり、棋士によっては年間の対局数がひと桁にとどまることも。それゆえにリーグ戦の存在は非常にありがたいことです。
普及活動も棋士の大切な仕事ですが、やはり対局あってのプロということで、女流の待遇改善は今後も進めていくべきでしょう。その先に女性初の四段誕生という夢を見たいな…と「観る将」の一人として思う次第です。
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