カネロ、DAZN&ゴールデンボーイと契約解消。
カネロ選手がDAZNとゴールデンボーイ・プロモーション(GBP)を訴えていた問題について、契約を解消することで合意したようです。
もともと破格すぎる契約でした。巨額なファイトマネーが動けば、対戦希望も殺到する…と思いきや、現実はそうでもなく。対戦相手もさらなる有利な条件を引き出そうとし、かえって試合が決まらないジレンマに。
そして、コロナ禍で試合そのものが組めなくなったことがとどめとなりました。誰が悪いのかはわかりません。カネロ選手もDAZNもGBPもその時点ではベストと考えて選択をしたはずですが、いまは世界のほうが変わってしまったのです。
これでDAZNは残り試合のギャラである2.8億ドルを支払う義務がなくなり、スターを失う代わりに資金繰りの面では大きな改善になったものと思われます。ただ、GBPともども新たなスターを発掘・育成することが急務です。
12月からDAZNはグローバル展開を始めます。スター選手を抱えてても年に数試合しかできません。サブスクリプションとして成立させるためには、コンスタントに興行を打つことが大切です。いったん浮いたお金をどこに投資するのか。新たな世界に沿った新たな戦略が求められます。
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