スーパーボウルの陰でQB大シャッフルか。

いよいよスーパーボウル。この記事がアップロードされる頃は熱戦の真っ最中でしょう。毎年恒例のCMもラインアップが大きく変わると見られており注目です。

放映権料では年額100億ドルに迫る勢いのNFLですが、コロナ禍の影響がないわけではなく、無観客または大幅な制限のもとに試合が開催されました。今シーズンの売上は総額で30~40億ドルの減収になる見込みとされ、30チームで割ると各チーム1億ドル以上となります。
収入減はサラリーキャップ制度を直撃します。キャップの総額も減る見込みとされていますが、今後の新しい契約で増加が見込まれている将来の放映権料を前借りする形で緩和措置をとられるとのこと。しかし、それゆえに年俸カットを進めざるを得ないチームも出てきています。
チームでもっとも高給取りのポジションであるQBに大きな動きがありました。ロサンゼルス・ラムズのゴフ選手と、デトロイト・ライオンズのスタフォード選手のトレードが発表され、ファンをざわつかせています。

スーパーボウル進出経験を持つ若いゴフ選手ですが、この2年間でチームの評価を落としていたとのこと。スタフォード選手はベテランの域に入ってますが、ラムズ側がドラフト指名権をセットにしてまでゴフ選手を放出したことの衝撃は大きいです。今後もエースQBクラスのトレードが相次ぐのではという見方も出てきています。

これはごく一部の高給取りの話と言えばそれまでかもしれませんが、全体のパイが縮小すればその影響は末端にまで及びます。プロをめざす学生や、草の根レベルまでも。決して手の届かない場所の話だと思ってはいけないのです。

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