テレビ局が美味しい「金メダリスト総選挙」。

ボクシングの村田選手が出演を拒否したことで物議を醸した「金メダリスト総選挙」。結局番組名を変更して放送されるとのこと。

金メダルに順位付けをすることに意味はあるのか。立派な問題提起だと思います。それと同時に、出演される方々にも想いはあると思いますので、くれぐれも誹謗中傷のないようお願いしたいです。
いわゆる「総選挙」系の番組ですが、当初は競合する複数のメーカーの商品が登場することで、従来の枠を飛び越えた新鮮さがありました。ランキングに操作があるのかは知る由もないですが、中には出演を引き受けたにも関わらず上位にランクされないメーカーもあり、その悲喜こもごもも楽しみのひとつです。

それはともかく、五輪でこの手のランキング番組を作るのはそこまで苦労は必要なさそうです。五輪の放映権を持つテレビ局は、過去のアーカイブ映像を使用する権利をあわせて獲得しているからです。

スポーツ系の映像であれば、本来はさまざまな権利者に交渉し、中には使用できないものも出てくるのですが、IOCが保有するアーカイブを利用するのであればその手間はかかりません。

テレビ局の経営も厳しくなり、コスト削減が叫ばれています。スポーツについても縮小が続く中で、限られたコストで効果をあげる企画として作られた番組だと考えられます。

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