スカパー、新サービス発表直後にルヴァンで障害。

【追記 9/4 22:00】
スカパーより追加発表があり、あすのルヴァン杯の「サッカーオンデマンド」契約者への配信が中止となりました。代替としてFODでの配信が行われます。なお、放送契約者向けは引き続きスカパーオンデマンドでの配信となります。
9/1に開催されたルヴァン杯準々決勝において、スカパーオンデマンドがアクセス集中のため接続制限を実施。急遽YouTubeでも試合配信を行ったとのことです。
この問題に関して、スカパーは「サッカーオンデマンド」の契約者への今月の請求を行わないと発表しています。放送での契約者についての措置は発表されていません。
以前からも障害が頻発している状況の中、YouTubeでの配信はおそらく事前に想定していたものと考えられます。ですから応急措置としては比較的スムーズな対応だったと言えますが、有料コンテンツが無料でも観られるようになったことで契約者にとっては不公平な印象を残してしまいました。

ちょうど同じ日である9/1に、スカパーはオンデマンドサービスをリニューアルし、10月から「SPOOX」というサービスを開始すると発表しています。

従来のオンデマンドサービスは、放送契約者に向けた付帯サービスと、OTT専門サービスの両方の性質を持っていました。そのため、スポーツだと、放送契約者に対しては配信OKだがオンデマンド契約者はNGというコンテンツもありました。テレビとネットで権利が分かれているとこうなるんですね。

今回、放送契約者に向けたサービスが分離されることによってこうした混乱はなくなり、分かりやすくなることが期待されます。今年初めにWOWOWが行った施策と同様です。
まぁなんともタイミングの悪い障害発生でした。新サービスの立ち上げにリソースを割いている以上、既存のサービスのクオリティ向上はあきらめたのではないかと。

そう考えると、同様の事象はまた発生すると想定すべきでしょう。試合開始直前にログインするのではなく、余裕をもって事前にログインすることをおすすめします。
【追記】
本稿執筆後、9/5開催の試合をFODでも配信することが発表されました。

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