電通がサッカーからバスケに乗り換え?

FRIDAYの記事によると、電通が最近バスケへの投資を強めており、その背景としてサッカー界の低迷を見据えた「先行投資」であると論評しています。

今後開催されるバスケの日本代表戦について、日本テレビとテレビ朝日での地上波放送が視野に入っているといった明るい話題も書かれているのですが、なんか取って付けたような記事だなという印象です。「電通」という2文字だけで飛び付く読者層を狙った記事のように思われます。
テレビ朝日が「HIGH☆FIVE 日本バスケ応援宣言」という番組を始めるのも、この流れに沿ったものと言えます。関東ローカルとのことですが、ネット局拡大を願います。

「応援宣言」とはどこかで聞いた気がします。新天地に移ったサッカーのあの番組のことを思い出してしまいます。2年連続で中止となってしまったラリーは気の毒でしたね…
さて、JBA(日本バスケットボール協会)とBリーグのマーケティングは、両者ならびに電通も出資しているB.MARKETING社が行っています。ですから、別に最近になって慌てて始めたわけではありません。

電通は以前からサッカーもバスケも手掛けており、そのバランスが変化してきているだけの話と言ったほうがよいでしょう。

また、JリーグとBリーグの関係も、例えばBリーグの映像製作をJリーグが請け負うなど協力的なものであり、サッカー人気の低迷を煽りたいだけなのかな…という感じです。

サッカーがダメならバスケ、というわけではなく、スポーツ全体が他の娯楽と競争していることを忘れてはいけません。
先ほどの「HIGH☆FIVE」なのですが、その次には新たにJリーグの番組が始まるんですよね。このあたりも一体化を感じます。おそらくセットで仕掛けています。
逆に言えば、それだけの規模でスポーツビジネスを手掛けられる企業が日本には電通くらいしかないわけです。電通を批判するのは簡単ですが、競合を育てて切磋琢磨させるほうが健全でしょう。

広告代理店では電通に次ぐ存在である博報堂はスポーツビジネスでは目立っていません。最近目立つのはサイバーエージェントなのですが、国際的なビジネスを手掛ける力はまだ備わっていません。

話をバスケに戻すと、Bリーグと日本代表は電通が押さえ、またFIBA主催の国際大会はDAZN経由で押さえることができます。

しかし、本当にバスケ人気を日本で拡大させたいならば、やはり鍵になるのはNBAということになります。楽天の契約はまだ残っているようですが、その次に向けて水面下での動きはもう始まっているものと思われます。
先日のサッカーW杯予選で日本が敗れ、予選敗退の可能性も出てきました。これにより、今後もサッカー人気凋落を煽る記事が出てくることが予想されます。

スポーツですから浮き沈みはあります。地上波のゴールデンタイムをいつまでも維持できる保証はありません。だからこそ、収益元は多角化しておく必要があるわけです。

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