アメリカDAZN、カネロ戦でPPV初導入。
ボクシングの「カネロ」ことサウル・アルバレス選手はマッチルームとプロモーション契約を結んだことを発表。次戦は5/7開催でDAZNでの配信となります。
マッチルームは「複数試合」としていますが、3試合という報道も。ただDAZNの発表では2試合を配信するとのことで、若干のずれが生じています。
カネロ選手はかつてDAZNおよびゴールデンボーイ・プロモーションと大型契約を結びましたが喧嘩別れとなり解約。その後は試合ごとにスポット契約を結んでいます。
次戦に勝利した場合、9月にゴロフキン選手との再々戦が浮上しています。そのためにはゴロフキン選手も次戦で村田選手に勝利することが要求されます。
さて、アメリカおよびカナダのDAZNでは初めてPPVが導入されます。料金は59.99ドル(DAZN未契約者は79.99ドル)に設定されています。
DAZNは、カネロ選手の母国であるメキシコと南米を除いたグローバルの放映権を獲得しているとのことで、日本では追加料金なしで視聴できるものと思われます。
2020年12月に行われたカネロ選手の試合では、DAZNがCATV業者と提携してPPVの販売を行ったことがあります。この時は既存のDAZN契約者はそのまま視聴することができました。
これはDAZNへの勧誘が目的で、OTTサービスに慣れていない層の開拓をめざしたものです。PPVの購入者にはDAZNの4か月分のクーポンが提供されました。
それとは違い、今度は既存会員もPPVを購入する必要があります。そのためにシステムを追加で開発したことになります。
DAZNがボクシングに参入した際は、PPVからサブスクリプションへのビジネスモデルの転換を主張していたのですが、最近の流れからも分かる通り、もはやなりふり構ってはいられないといった感じなのでしょう。
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