「SUPER GT+」終了は戦略的デジタルシフト。
3月に放送を終了したテレビ東京の「SUPER GT+」。地上波での放送がなくなるということで惜しむ声も大きかったのですが、その後番組MCの岡副アナがレーサーとの結婚を発表するというちょっとした置き土産も。
スーパーGTの運営会社であるGTアソシエイションの坂東代表によると、番組終了は費用対効果の問題によるもので、今後はデジタルへの移行を進めていくとのことです。
4月からは「SUPER GT VIDEO Online」というサイトがオープンし、さまざまな動画を配信しています。また公式のYouTubeチャンネルも強化されています。
レースの生中継は引き続きJ SPORTSで行われますが、5日後にはフルレースの動画が視聴できるようになってますね。
地上波がなくなるとファン獲得の接点がなくなる、裾野が広がらなくなるという批判は必ず出てくるのですが、たまたまテレビを付けていたら面白そうなコンテンツが放送されていて…というシナリオ自体を疑ったほうがよさそうです。
若い人はそもそもなんとなくテレビを付けたりはしません。偶然の出会いを演出するのであれば、地上波の放送枠を買うよりも、自らたくさんの動画を用意して、YouTubeのレコメンド機能だったり、SNSを通じた拡散を狙うほうがいまや効率的ということです。
無料で観られる入口は必要ですが、やがては収益化も必要です。その際にJ SPORTSでの放送は効率的なのか。ほぼJ SPORTS4での放送である現状も今後見直しの対象となっていくかもしれません。
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