FITE、英でラ・リーガ獲得に失敗。親会社Trillerに異変か。
以前書いた記事で、格闘技の配信で知られるFITEがイギリスにおけるラ・リーガの放映権を獲得するという話を紹介したのですが、どうやらこの話はポシャったようなので訂正を兼ねてアップデートします。
現在イギリス(およびアイルランド)でラ・リーガの放映権を持つPremier Sportsが来季も引き続き継続します。新たに3年契約を結んだとのこと。
FITEが交渉に失敗した理由については、放映権料の支払いスケジュールの問題だと報じられています。一般的には年何回かの分割払いで支払われるのですが、FITE側の資金繰りに何かしらの問題が起こっている可能性も考えられます。
FITEは現在Trillerの傘下にありますが、TrillerはSeaChangeという会社との合併交渉が不成立となり、独力で上場をめざす方向に転換したと報じられています。この過程で得られる予定だったキャッシュを逃した…という仮説を立てることもできそうです。
Premier Sportsは先日ネーションズリーグの放映権を獲得したことも報じられています。イギリスにおけるスポーツ中継はSkyとBTの2強体制であり、ニッチなサービスは生き残りが大変。この機会に存在価値をアピールする必要があります。
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