【速報】AFCが中国の放映権契約を破棄。FMAいよいよ窮地へ。
AFC(アジアサッカー連盟)は、中国のSuper Sports Media(以下SSM)と結んでいた放映権契約について、未払いが発生したことを理由に打ち切りを通知したと報じられています
SSMの親会社にあたるWuhan DDMC Culture & Sportsが上場先である上海証券取引所に開示したもので、SportBusinessのKevin記者が発見してくださいました。繰り返しますが、Kevin記者は日本におけるプレミアリーグの放映権をEclat(SPOTV NOW)が落札したことを報じた、アジアの放映権ビジネスに通じている方です。
SSMはラ・リーガの放映権も同様に未払いによって打ち切られています。DDMCの傘下にはSSMだけでなく、AFCの放映権の代理店を務めるFMAもあります。すなわち、FMAはさらなる窮地に追い込まれたことになります。
FMAは、AFCの2021~28年の放映権を総額20億ドル以上の契約で獲得しました。しかし、その後日本での取引がうまく進まなかったのはご存知の通り。日本向けの放映権はこの契約から切り離され、電通に移動。その後DAZNが契約しています。
FMAは中国で開催される予定だったアジアカップに期待していたようですが、ゼロコロナ政策を継続する中国ではスポーツの国際大会が相次いで中止されています。アジアカップの開催権も返上となりました。(その後カタールに決定)
先日、東スポが「アジアスーパーリーグ」の記事を出しています。この話題自体はすでに今年4月にオーストラリアのメディアが報じているのですが、ここに来て今度は中国のメディアが報じたとのこと。この件と組み合わせると、FMAが一発逆転を狙ってこの構想を持ち出し、観測気球をあげているのでは?と推測されます。
ACLは秋春制に移行することが決まっていますが、これもFMAにとっては時間稼ぎの側面があるのかもしれません。8年契約の中間にあたる2024年には契約面でも節目を迎えます。事態がこのまま悪化すれば、2024年をもってAFCとFMAの契約は完全に終了するのではないでしょうか。いや、それ以前にDDMCが崩壊するシナリオも充分考えられるでしょう。
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