MLBロイヤルズ・NFLチーフスの新球場計画で駆け引き。
ミズーリ州カンザスシティを本拠地とするMLBのロイヤルズとNFLのチーフス。ホームスタジアムもお隣どうしです。スタジアムが都市計画に組み込まれ、一体となって開発される現在となっては珍しい関係なのですが、いよいよ終止符が打たれることとなりそうです。
この話題については英語の記事で把握しており、そのうち取り上げようと思っていたのですが、日刊スポーツがよくまとまった記事をあげてくださいました。主な論点がきちんと網羅されているので、こちらから付け加えることはあまりございません。
新たなスタジアムが作られれば自治体も潤うというわけで、カンザスシティ周辺の自治体ではこれから誘致合戦が行われることになります。ロイヤルズの移転が決まったことにより、玉突き的にチーフスの将来の移転先も注目されることになりました。ロイヤルズの跡地を使うのか、それとも別のところか。川をはさんだカンザス州側も候補にあがっています。
日本でも来年から日本ハムが北広島市に移転します。バックネットまでの距離でひと悶着あったことが話題になってしまいましたが、アメリカの設計会社が担当したことが原因のひとつとなっています。
要するに、官民がタッグを組んでスタジアムを軸に据えた街づくりを行う、アメリカ型の事例を日本にも作ろうとしているわけです。なんでもアメリカにならう必要はないのですが、野球に限らず、スタジアム(またはアリーナ)がある街づくりは今後大事になってきます。
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