セリエAとブンデスに再度投資会社が接触。
コロナ禍で世界のプロスポーツが傷ついた一方で、ハゲタカのごとく投資会社の動きが活発化しています。サッカーでは、ラ・リーガとリーグ・アンがともにCVCキャピタル・パートナーズからの出資を受け入れ、放映権料を原資とした配当を支払う仕組みです。
セリエAも同様にCVCの出資を受けることをいったんは決めたのですが、一部のクラブの反対により頓挫していました。しかし、今度は新たにJPモルガンの名前が浮上してきました。他にもアポロ・グローバルマネジメントの名前もあがっています。
JPモルガンは欧州スーパーリーグ構想が浮上した際にも名前が挙がっており、プロスポーツのビジネスに関心を持っていることは間違いないようです。
ブンデスリーガも昨年、放映権管理会社の株式売却を検討していると報じられました。売却先の選定には日本の野村グループも関わっているとされますが、ここに来て候補の名前が出てきています。もはやおなじみとなったCVCに加え、Advent International、ブラックストーン、KKRの4社です。
こちらもクラブの反対で一度計画がポシャった経緯があるのですが、プレミアとの差がどんどん広がる中で、まずはいち早く売却を行ったラ・リーガやリーグ・アンに追いつかないと、欧州5大リーグの地位すら危ういと言えるでしょう。海の向こうではMLSがAppleと手を組んで、あれこれと策を練っているはずです。
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