【速報2】SPOTV NOWがセリエAを配信。一部独占も。

きょうはいろいろと動きがありますね。通常ならば金曜に大事な発表があることが多いのですが、土曜が祝日だからなのか、そのあたりの事情はよく分かりません。

SPOTV NOWが今週末からセリエAの試合を配信するとのこと。まだ具体的な試合数は明らかにしていませんが、今後ミラン戦やユヴェントス戦などが独占配信になるとしています。裏を返せば、独占でない試合もあることになります。

この発表だけで何が起こっているのかを説明することは難しく、今後SPOTV NOWとDAZNがどの試合を配信するのか、試合数と独占・非独占の状況を確認しないと判断できません。

最近は、DAZNが全試合を配信する節もあり、セリエAはDAZNの独占であるかのように思われていましたが、元をたどると毎節5試合からスタートしています。代理店のinfrontとの契約条件も「毎節5試合以上」である可能性が考えられます。

また、DAZNが2021-22シーズンに先立って行った欧州サッカーの発表では、セリエAに「独占」の2文字がなかったようです。

これらを踏まえると、もともとDAZN独占ではないと解釈すべきなのでしょう。他社が手をあげていないから全試合を配信していただけで、他社の参入を拒否する権利はないということになります。

それ以前には、DAZNとフジテレビNEXTが放送していた時期もあります。この時期に戻るという解釈もできるのですが、当時の代理店はIMGであり、infrontではありません。代理店は変わっても、セリエA側としては必ずしも1社独占にはこだわっていないということでしょうか。

SPOTV NOWはスコットランドリーグの配信も行っていますが、スコットランドの代理店もinfrontです。また、韓国ではセリエAの放映権を持っており、infrontとのパイプはきちんと存在しています。

そもそも、スコットランドも昨シーズンはDAZNが配信していたわけですから、このあたり複雑な動きをしていそうな感じです。infrontはなかなか曲者な代理店だという話は、これまで何度も書いてきましたので、いまさら驚いても仕方ないのでしょう。