テレビが作り、テレビとともに消えたローラーゲーム。

今年はテレビ放送開始70周年ということで、NHKがいろいろと特集番組を組んでいます。スポーツ関連の番組もいくつかあり、テレビが生んだスター選手ということで、力道山、ON、東洋の魔女、中山律子などが紹介されていました。


その中に出てきたのが「ローラーゲーム」。70年代にテレビで放映され一世を風靡したスポーツです。当時はスポーツというよりもプロレスのような格闘技の要素を加えたショーだったとのことですが、残念ながらリアルタイムでは見たことがありません。


それゆえに新鮮な映像だったとも言えます。当時の日本武道館に特設のリンクを作り、東京ボンバーズがアメリカのチームと対決する。力道山もそうでしたが、日本vs.アメリカの構図は当時受けたのですね。

「週刊朝日」が最近になってローラーゲームの連載をしています。東京12チャンネル(現在のテレビ東京)で放送された試合は一時期15%を超える視聴率を獲得していたそうですが、内容がマンネリ化して徐々に飽きられ、最後は2~3%にまで落ち込んでいたとか。


ローラーゲームはアメリカの興行会社が仕掛け、最初はアメリカで開催されていた試合を放送していましたが、人気が出ると日本でもチームを作り、試合を開催しようという機運が高まり、東京ボンバーズの結成につながっていきます。最初はタダ同然だった放映権料もだんだん上がっていった…というのは、いかにもな話ですね。


テレビが仕掛け、テレビとともに一時代を築き、そしてテレビとともに終焉していった、そんなスポーツだったようです。

当時の熱狂は知らないのですが、筆者はかつてローラーゲームがテレビ中継されたのを観たことがあります。90年代に日本テレビの深夜枠でひっそりと放送されていたのです。この時はバンクのない平坦なコートで行われ、ショー的な要素はなく純粋なスポーツとなっていました。

現在のローラーゲーム(一般的な名称はローラーダービー)は、スケートボードと同じ連盟の管轄となっており、アーバンスポーツが続々とオリンピックに採用されている昨今の状況を鑑みると、また再評価される機会があるのかもしれません。

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