MLS、Appleとの10年契約にノルマ存在か。
今年からAppleと10年間の放映権契約を結んだMLS。先月、今シーズンのリーグが開幕し、Appleによる全試合のライブ配信が始まりました。画質が4Kになるなど、Appleらしい内容も盛り込まれています。
一部の試合はテレビ中継されますが、MLSが放映権の一括管理に踏み切ったことで、ローカルでの中継はなくなっています。他の競技ではローカルで放送される試合はネット配信にブロックがかかるのが通常ですが、それがないこともいわゆる「コードカッター」にとっては好評のようです。
開幕節は1試合が雷雨で延期となるアクシデントもありましたが、全試合通じて38万人の観客動員を記録し、まずは幸先のいいスタートを切ったと言えるでしょう。
さて、このMLSとAppleの10年契約なのですが、Appleが販売する「MLS Season Pass」の購入者数にノルマが課せられていると報じられています。この契約には、定められた期間内に目標の購入者数に達しなければ、契約を途中解除できるいよゆるオプトアウト条項が含まれているとのこと。MLS側はこの報道にはノーコメントで、とくに肯定も否定もしていないそうです。
最近は、長期契約のはずが途中で打ち切られたり、条件が見直されたりするニュースをよく見ます。もちろん長期契約だからといって将来安泰なんてことはなく、不断の努力が求められるものであり、内容を定期的に見直していくことは大事なのですが、それでももうちょっと我慢できないのか、腰を据えて取り組めないのか…というのは疑問に感じるところです。
Appleについては、10年契約の4年目にあたる2026ワールドカップがマイルストーンになるものと考えられます。日本でABEMAが勝負をかけたように、Appleも北米市場で勝負をかけているわけです。アメリカにおけるサッカー人気は着実に高まっていますが、ワールドカップがそのピークで、あとは尻すぼみ…とならないよう、いまからさまざまな手を打っておく必要があります。
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