DAZN、米女子サッカーを配信。英ではテレビch開設。

DAZNは、アメリカの女子サッカーリーグ・NWSLの放映権を獲得したと発表しました。さすがにこれはWBC後のタイミングを狙ったわけではなく、シーズン開幕に向けての動きですね。


アメリカ本国を除くDAZNの主要な市場(日本を含む)が対象で、毎節2試合以上をライブ配信。ハイライトは全試合で、DAZNのYouTubeチャンネルでも配信します。なお、契約は非独占とのこと。日本語でもリリースが出ています。

DAZNは女子欧州CLの権利獲得に端を発して、女子サッカーの強化を進めています。今年に入ってからはスペインで女子サッカーに特化したプラン「DAZN Victoria」を開始。ドイツでは女性スポーツを中心とする無料チャンネル「DAZN RISE」を立ち上げました。


この流れの中、女子サッカーの最強国であるアメリカのコンテンツを加えるというのは必然的と言えます。ただ、ここまで来るとやはりWEリーグの配信を期待したくなります。

先ほど非独占であると書きましたが、なぜ非独占なのかと言うと、実はNWSLの公式サイトでもアメリカ国外向けのストリーミングを行っています。こちらは会員登録が必要ですが、無料で視聴できるはずです。


DAZNにとっては独占するよりも女子サッカーのコンテンツをひとつの場に集めることのほうが大事であり、また独占でなければ調達コストは安く済むことになります。


話は変わって、イギリスでは「DAZN 1 HD」というテレビチャンネルが始まりました。最近は、先のドイツの例のように無料チャンネル(FAST)を開設する動きが目立ってますが、このチャンネルは有料です。


「DAZN 1 HD」のねらいは、Skyで放送されることにあります。日本に例えれば、スカパーの中にチャンネルを設立した形です。まぁ、スカパーの「スカ」は元はと言えばSkyのことなんですが。


放映権においては競合関係にあっても、プラットフォームとコンテンツホルダーという関係では共存関係にあります。イタリアのSkyや、スペインのMovistarにもDAZNチャンネルがあります。リーチの幅を広げる意味では、OTTに加えて衛星放送にもコンテンツを供給することに意味があるわけです。なので、日本でもやってくれるといいんですけどね。

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