アメフト、ロス五輪採用に前進。DAZNは女子の配信。
IOCは、10月に開催される総会でIFAF(国際アメリカンフットボール連盟)の正式加盟を決議するとのこと。2028年のロサンゼルス五輪でフラッグフットボールの採用をめざしており、一歩前進といったところです。
今年のスーパーボウルを観た方であれば、試合前にフラッグフットボールの映像が流れたことを記憶しているかと思います。メキシコの女子選手を起用した約2分の映像は、NFLとIFAFが仕掛けたものです。また、今年からオールスター戦に相当する「プロボウル」がフラッグフットボールの試合に変更されたのも大きな話題となりました。
アメフトはもちろんアメリカで最大の人気を誇るスポーツではありますが、激しいコンタクトをともなうだけに普及面では難があり、コンタクトが不要なフラッグフットボールの普及が進められています。
アメリカで女子サッカーが強いのも、コンタクトが少ないことから女性に多く普及したという面があります。今後はワールドカップ開催で男子にも人気が高まってくるでしょうから、NFLも無視することはできません。
その一方で、男子と同じアメフトをプレーしたいと考える女性もいるようで、NWFCという女子のリーグも存在します。このNWFCの放映権をDAZNが獲得したとの発表がありました。
最近のDAZNは女性スポーツを強化しており、またグローバルで権利を獲得できるコンテンツを求めています。今回の契約も「グローバル・非独占」と発表されており、この方針にがっちりはまっています。
今年からDAZNは「NFL Game Pass」の販売権をグローバルで獲得しています。実際のサービス開始はもう少し先になりますが、それまでにつないでおくためのコンテンツとしても利用価値があるということでしょうか。視聴者数はさほど期待できませんが、一貫性のあるメッセージを発することはできます。
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