またピケが仕掛け人。「キングス・リーグ」が沸騰。

スペインサッカーに造詣の深いサッカージャーナリストの小澤一郎さんが、スペインで人気が高まっている「キングス・リーグ」について相次いで取り上げています。サッカーキングとDAZNで話をしていました。

キングス・リーグは7人制のミニサッカーで、バラエティ要素を取り入れているのが特徴。仕掛け人はこれもおなじみとなっていますが、元バルサのスター選手だったジェラール・ピケ氏です。


日本で言えば「とんねるずのスポーツ王」とか、さらに昔の「生ダラPK対決」あたりをつい思い出してしまうのですが、決勝戦をバルサの本拠地であるカンプノウ・スタジアムで開催し、9万人の観客を集めてしまったというのですから恐ろしい手腕です。

ピケ氏といえば、楽天・三木谷社長との共同出資で「Kosmos」を設立。テニスのデビスカップと25年間の開催契約を結んで驚かせましたが、この契約は昨年で打ち切りに。25年のはずが5年で終わってしまいました。

スペイン国内では、放送がなかなか決まらなかったコパ・アメリカや(メッシ選手が移籍した)リーグ・アンの放映権を自らが買い取り、懇意にしている人気配信者、イバイ・ラノス氏の個人アカウントで配信させました。今回のキングス・リーグにおいてもラノス氏を含むインフルエンサーが率いるチームが参戦しています。

スポーツと言えるかわかりませんが「バルーン・ワールドカップ」という大会も主催していました。このあたりからスポーツとエンタメの融合を狙っていた感がありますね。このエッセンスを古巣であるサッカーに改めて持ち込んだと言えるでしょう。

こういう企画は急速に人気を獲得できる一方で、冷めやすい面もあります。1年目のキングス・リーグは大成功に終わり、女子版の「クイーンズ・リーグ」も開始予定とのことですが、とにかく持続させていくことが大切です。フォーマットの輸出も検討されているとのことで、やがては日本にも進出するのでしょうか。その際にはイニエスタ選手が参戦するなんてこともあるのでしょうか。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000