プレミアリーグの放映権がやっと売れそうな話

2月に入札が行われたプレミアリーグの放映権。イギリス国内向けで2019-20シーズンからの3年契約なのだが、不調に終わっていた。
7つのパッケージに分割する形でそれぞれ入札が行われたのだが、そのうち2つが売れ残ってしまったのだ。
で、その残り2つについてまもなく決着がつきそう、という記事が出てきた。
どうやら他のパッケージと同様、SkyとBT Sportsが分け合う形になりそう。金額はまだ不明だが、前回の入札結果と同程度になる見込みとのこと。
この件で注目されていたのは主に2点。ひとつは前回以上に高騰するかということ。イギリスのファンはプレミア全試合を観ようと思ったら日本円で1万円近くかかる。
もちろんこの料金はチームに分配され、最下位のチームですら他国の強豪より多くもらっている(例えばバイエルンとか)という状況。そりゃ強くなりますよ……と言いつつも、先日のCLはレアルが3連覇したのはご存知の通り。まぁ戦力は分散させたほうがリーグとしては面白い。

そしてもうひとつはネット企業の参入。とくにAmazonの名前が取り沙汰されていたが不調に終わったようだ。
今回の入札はあくまでイギリス国内向けのもの。Amazonに限らずネット企業であれば世界規模での展開を希望するだろう。とにかく値段もリスクも高すぎた。

とりあえずバブルとまで言われた放映権料の高騰はいったん落ち着いた。次は他国向けの交渉に入る。もちろんこっちのほうではさらにガッポリ儲ける算段だろう。

なお、日本では来季(2018-19)までソフトバンク系列の企業が契約しており、スポナビライブの撤退によって現在はDAZNにサブライセンスされている。
なので来年にはDAZNがプレミアと交渉するはず。いくらDAZNがイギリス企業だからと言っても、もちろん一筋縄ではいかない。他のサービスに移動する可能性や、全試合ライブ配信ではなくなる可能性も想定しておいたほうがよいと思う。

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