ABEMA、Fリーグの中継縮小&プロボクサーと契約
フットサルのFリーグは、ABEMAとオフィシャルスポンサー契約を更新したことを発表。2023-24シーズンも引き続きABEMAで生中継が行われますが、その一方で「一部試合」であると発表され、全試合生中継ではなくなりました。どの程度の試合が生中継されるかは、後日発表されるとのこと。
ABEMAは2016年からFリーグの中継を開始し、2020-21シーズンからは全試合生中継が実現しましたが、規模としては一歩後退になります。
そもそも生中継にはコストがかかります。Fリーグはかつては同一会場で複数の試合を開催することが多かったのですが、現在はホーム&アウェーが徹底されるようになりました。しかし、それがかえってコストを圧迫するという構図はかつてVリーグとDAZNの関係でも同様のことがありました。
チャンネルの関係上、試合時間をずらさなければならないという事情もあります。これはかつてのJリーグとスカパーの関係がそうでした。DAZNに移動したことにより日程の自由度は高まったのです。ABEMAは配信サービスではあるものの、複数チャンネルでの同時配信は行っていません。
前期の日程をみると、試合時間はきれいにずれていました。しかし今シーズンは一部重なっているところもみられます。中継よりも興行重視にシフトしたことは、中長期的にはいい効果をもたらすのではないかと思われます。
ABEMAの話題としては、プロボクサーの堤駿斗選手とスポンサー契約を結んだことも発表されています。1年契約とのことですが、長期的な関係を築くことを念頭に置いているようです。
当然ながら、堤選手が出場する試合はABEMAで中継されることになりますが、興行主ではなく選手と契約するのはまた新しい試みかと。井上尚弥選手にはひかりTV(現在はNTTドコモ)がスポンサーとなりましたが、井上選手の試合の権利を獲得するには時間がかかりました。その一方で、これからの有望株と契約するのはリスクもありますが期待も大きいです。
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