世界雪上?2028年「FIS Games」開催計画。

FIS(国際スキー連盟)は、2028年に新たな大会「FIS Games」を開催する計画を発表し、開催地の立候補を受け付けています。


4年に1度、冬季五輪の中間年に開催され、オリンピック採用・非採用に関わらずFISが統括するスキーの種目を一堂に集める計画です。パラ競技も同時に実施するとのこと。なお、開催地は1か国に限らず、複数国での共催も受け付けるとのことです。

本日は自転車のUCI世界選手権の話も取り上げましたが、従来ばらばらに開催されてきた各競技の世界選手権をひとつにまとめる動きが出ています。狙いとしては、まずお祭りムードを高めること。それと同時に開催経費も削減できれば一石二鳥です。


その次に、やはり「X Games」を意識していることがあげられます。アメリカが主導する流れにヨーロッパ側が対抗策を打ち出したとみるべきか。

そして、当ブログとしては放映権絡みの話もしないといけませんね。FISはこれまで代理店のInfrontと深い関係を築いてきましたが、将来は放映権をFIS直轄にする方針を掲げており、Infrontと摩擦が発生しているのです。FIS Gamesという新たなパッケージを立ち上げることの意味がそこにあります。

話は変わりますが、FIS Gamesで開催予定の種目に「テレマーク」というものがあるのに気づきました。スキージャンプの着地の際の姿勢を「テレマーク姿勢」と言いますが、それと同じ地名を語源としたこの競技は、スキーがアルペンやクロスカントリーなどに枝分かれする前の古いスタイルのスキー板を着用します。


逆に言えば、この板でひと通りの技術をこなせるわけで、テレマークという競技はスラロームやクロスカントリー、はたまたジャンプ台が組み合わされたコースで開催されます。いわばスキーの総合格闘技みたいなものでしょうか。

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