女子W杯の放映権、欧州ではポルトガルが残る。

昨日は、EBU(欧州放送連合)とFIFAが、いわゆる5大国を含む34か国で女子ワールドカップを無料放送する契約を結んだことをお知らせしました。今回はその続報です。


フランスでは民放局のM6の名前がありませんでしたが、これはEBUの加盟局でないため名前が出なかったようです。実際には公共放送のフランス・テレビジョンが権利を獲得し、M6にサブライセンスする形で両局での放送となります。

昨年10月にEBUとFIFAは28か国で契約を結んでいましたが、そのうち今大会の出場権を獲得している国はスイスとアイルランドのみでした。基本的には出場しない国をEBUがカバーし、出場国についてはFIFAが直接交渉する方針だったように思われます。


北欧のスウェーデン・ノルウェー・デンマークについてはViaplayが、オランダでは公共放送のNOSが権利を獲得しており、ヨーロッパの出場12か国のうち6か国が決定済み、残り6か国が未決定という状況でした。

今回いわゆる5大国(イギリス・ドイツ・スペイン・イタリア・フランス)が決定したことで、残るのはポルトガルのみとなるようです。ポルトガルについても同様にEBUの枠組みに入るのか、それとも独自に契約を結ぶのか。これも確認できたらまたお知らせします。


もうひとつ、先日のなでしこジャパンメンバー発表会見で、JFA・田嶋会長から中国でも放映権が決まってないという話がありましたので、この件についても触れておきます。


デジタルの権利についてはBeijing Xinai Sports Media Technologyが獲得しており、百度傘下の「iQIYI」などで配信されるとのことですが、テレビの放映権についてはまだ決まっていないとのことです。

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