【いまさらですが】日テレがMLBの映像使用権を購入。

あまりにも今更な話で取り上げる時機を完全に逸していたのですが、今季から日本テレビがMLBの映像使用権を購入しています。昨年までは写真での報道でしたが、今年はきちんと動画で伝えています。

この話題を取り上げるのが難しかったのは、放映権を持たない放送局が映像を利用するにあたっての条件が競技ごとにばらばらである点もあげられます。Jリーグは条件をWebサイトで公開しているので分かりやすく、当ブログでも何度か紹介しています。


Jリーグの場合、放映権を持たないテレビ局においても、報道目的の利用であれば定められた時間内で無料で利用することができます。よく、「DAZNが放映権を独占しているからテレビの報道が少ない」といった批判が出るのですが、これに関してはDAZNは直接関係のない話です。


報道が少ないように感じる理由としては、Jリーグがローカルに根付いている反面、全国区の話題としては取り上げにくいのだろうと推測しますが、実際にを時間を計測したわけではありませんし、地域によって量の違いはあるかと思いますのでこれ以上の深入りはしません。

MLBについては、Jリーグと同様に全チームの映像をリーグが管理していますので、MLBと契約しないと試合の映像は使えません。そして、今回の契約で分かる通り、MLBについては無料での利用を認めていないわけですね。


一括管理することで、例えばエンゼルスの試合であればホーム・ビジター関係なく全試合を利用できることになります。また、放映権料はMLBに入り、そこから各球団に分配されることになるため、エンゼルスだけが儲かるという話でもありません。これもまた誤解されがちなところなのですが。


この競技はよく報道されるが、この競技は全然報道されない・・・という不満はSNSでよく見られるのですが、正直なところその意見が正当なものかどうかを判断するのは難しいのです。使いたくても予算や時間の関係で使えないとか、他局が放映権を持っているのであまり取り上げたくないといった裏事情はもちろんあるのでしょうけど、映像の使用条件がばらばらであり、それが公表されていない以上、単純には判断できないというわけです。



【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000