【文春】Netflix、マツコ氏司会の生番組を断念。

週刊文春によると、Netflixがマツコ・デラックスさんを司会に起用したトーク番組のライブ配信を計画したものの、断念していたことが分かったとのこと。


当ブログはスポーツを題材としているので一見関係なさそうな話ですが、「Netflixがライブ配信をやろうとしていた」という情報は結構大きなものです。

断念した理由はネットの記事には書かれていませんでしたが、興味を持ちましたので実際に週刊文春を購入しました。有料の内容を無料のブログで書くのはあまりよろしくないので詳しくは触れませんが、理由については技術上の問題だったようです。


英語圏以外のコンテンツをグローバルでライブ配信する計画だったそうで、同時通訳をつけるようなことも検討されていたのでしょうか。それとも、いったんは日本語のみでライブ配信し、後日翻訳版を配信するという形だったのでしょうか。


オリジナル作品をグローバル展開する戦略をとってきたNetflixは、これまでライブ配信に消極的でした。これまでも注目作品を世界同時公開することはありましたが、同時といっても実際には時差があります。しかし、ライブ配信では時差を利用して負荷を分散することもできません。


しかし、昨年アメリカでF1の放映権獲得に動いていたことが判明します。F1のドキュメンタリー「Drive to Survive」が好評で、アメリカのF1人気そのものを押し上げていることが背景にありますが、オリジナルでもグローバルでもないコンテンツをライブ配信するというのは、三重の意味で方針転換だと言えます。


この争いはESPNに敗れましたが、今年に入ってエンタメ分野でライブ配信に参入しました。しかし、4月に配信予定だった「Love is blind」の特番において障害が発生し、結局ライブ配信を断念。後日録画配信となってしまいます。巨人Netflixもライブ配信の技術はまだまだであることを見せつけられました。巨人であるが故の難しさもあるのでしょうが。

スポーツにおいては同時通訳は必要なく、それぞれの言語でコメンタリーを付ければよいので今回の件よりもハードルは高くなさそうですが、それでも世界的に注目のイベントであれば同時接続数はとんでもないことになりますので、ますます失敗は許されなくなります。


今秋にはゴルフのイベントをライブ配信する計画があると報じられていますが、現時点で詳細は明らかになっていません。技術的な問題がなかなかクリアできないのであれば、この企画もまた没になってしまうのかもしれません。

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