プレミア、英国内の次期放映権料は微増が目標。

プレミアリーグの、イギリス国内における次期放映権の入札が秋に行われる予定ですが、放映権料については3シーズンの総額で65億ドル(約52億ポンド)を目標にしているとのこと。

現在よりも5%アップと記事には書かれていますが、こちらの以前の記事では51億ポンドとなっているので、これだと2%アップということに。もちろん為替レートの変化もありますので、正確な数字はつかみづらいのですが、少なくとも大幅アップは望めないということです。


前回はコロナ禍に遭遇し、異例中の異例ではありますが入札の開催が見送られ、前回の権利者であるSky・BT(現TNT)・Amazonの3社がそのまま同じ条件で継続しました。つまり放映権料は据え置きになっています。もちろん放映権料が上がれば、その分はファンに転嫁されることになりますので、これ以上の値上がりの余地はほぼありません。下がるよりは据え置きのほうがまだましだったということでしょう。

もしこれ以上の値上がりを望むならば、新規の業者が参入することで競争が激化することを期待するしかありません。そこで登場するのがDAZNということになります。前回も入札の意志があったようで、中止には大きな不満を持っていました。もっとも、コロナ禍によって経営にダメージを負ったため当時は難しかったでしょうけど。


他にも候補と言われていたAppleはグローバルでない権利に関心を示さず。Viaplayはイギリス市場からの撤退を表明したため可能性がなくなりました。もちろん金額しだいではあるのですが、DAZNが一角を占める可能性が高くなってきています。

イギリス国内では市場が飽和しているので、今後は国外での放映権料引き上げを狙っていくことになります。ただ、まずは国内が決まらないことには次に進みません。


国外向けで気になる動きが、FAカップの次期放映権の代理店が決まっていないということです。プレミアリーグがFAカップの権利も購入し、セット販売を行う可能性があります。こうなると、日本でも競争がさらに激化しそうです。

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