【日経】築地市場跡地のスタジアム計画が再燃。
築地市場跡地の再開発について、三井不動産などの企業グループが提出した案の概要がわかったと日経新聞が報じています。有料記事のため、それを引用したBloombergの記事のリンクを貼ることにします。
三井不動産は現在東京ドームの親会社であり、企業グループには読売新聞や、東京ドームを建設した竹中工務店の名前も含まれています。築地に本社を置く朝日新聞社も入っていることがちょっと笑いを誘いますが。
事業者の募集受付が8月31日に始まっており、三井不動産が応募する意向であることはその前日、これも日経新聞によって報じられていました。
東京ドームは老朽化が問題になっており、昨年100億円をかけた大改修が行われました。これにより移転の計画はいったん後退したかのように思えましたが、ここに来て再浮上してきました。
築地への移転計画は以前から報じられてきました。東京ドームは株式会社東京ドームが保有しており、巨人はあくまで借主という立場でした。自分で保有または管理できるスタジアムの必要性は、最近の横浜スタジアムやエスコンフィールドといった例をあげるまでもないでしょう。
2021年に東京ドームは三井不動産の傘下となり、巨人軍も20%の株式を取得したため、従来よりも管理できる幅は広がりましたが、新球場についてはさらに自由度が増すことでしょう。
日経の記事には「多目的スタジアム」という文言があります。現在の東京ドームも野球だけでなく、さまざまな目的に活用できるように建設されました。後楽園競輪の復活に備えて組み立て式のバンクがある・・・というのも一部には知られた話ですが、まぁそれは置いといて。
エスコンフィールドのような天然芝、開閉式屋根といった仕様を望む声は当然あがるかと思います。また、サッカーなど他の競技にも使える仕様を望む声もあるでしょう。稼働率を上げるためには当然のことではあるのですが、さてどんなコンセプトを打ち出してくるのでしょうか。また詳細な仕様が出てきましたらお伝えすることにします。
築地市場の跡地に多目的スタジアムをつくる計画が明らかになりました。一帯の再開発の事業主体となるSPCには、プロ野球 #巨人 を傘下に持つ読売新聞グループ本社も参加します。巨人の本拠地、東京ドームは老朽化による建て替えが課題となりつつあります。#ジャイアンツhttps://t.co/dmumiEnfmu
— 谷口誠(NIKKEI) MakotoTaniguchi (@MktTaniguchi) September 7, 2023
スタジアムの形状は不明ですが、開閉式の屋根だと芝の養生や建設・維持費がかさむ課題があります。東京ドームと同じ閉鎖型、人工芝だとサッカーの開催が限定されます。巨人を傘下に持つ読売新聞グループ本社の意向が注目されます。再開発事業には朝日新聞社も加わります。2/2https://t.co/dmumiEnNc2
— 谷口誠(NIKKEI) MakotoTaniguchi (@MktTaniguchi) September 7, 2023
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