WWE・スマックダウンの放映権がFOX→NBCに移動。

WWEは、アメリカ国内におけるSmackDownの放映権について、NBCユニバーサルと新たな契約を結んだと発表しました。2024年10月から、従来のFOXに替わり、NBC傘下のUSA Networkで放送、Peacockで配信されることになります。

5年契約で総額14億ドル(年間2.87億ドル)という金額は、現在のFOXとの契約(年間2.05億ドル)から約4割アップとなります。

USA Networkは現在RAWおよびNXTを放送しています。こちらも同様に2024年10月が放映権の区切りとなっていますが、現時点では新たな契約先は発表されておらず、あと数か月程度かかる見込みとのこと。NBCが「両取り」する可能性は低いとみられています。また、放映権を奪われたFOXについてもリベンジの意志は低く、いまのところESPNやAmazonの名前が浮上しています。

WWEは、先日UFCと合併し「TKO Group Holdings」となりました。TKOとなって最初の大型案件が、NBCとの放映権契約というわけです。

しかし、この発表によって株価は10ドルほど下落しています。期待で買われて実績で売られるのが株というものですが、市場の反応としてはもっとやれたのでは・・・と言ったところでしょうか。RAWとNXTではもっと大型の取引を実現させる必要があるようです。また、2025年までESPNと契約しているUFCの放映権についても、来年には動きがありそうとのことです。

合併となればどうしても発生するのがリストラです。WWEでもすでに余剰人員の整理が始まっていると報じられています。スタッフだけでなく選手も解雇されていると報じられています。余計なところまで切ってないか、という不安はやはりありますね。