DAZN Japanに「ドクターK」が赴任。
DAZN Japanは、10月1日付で北谷賢司氏がチェアマンに就任したと発表しました。
といっても、チェアマンという肩書が何を示すのかは正直なところよく分かっていません。本社のチェアマンなら重要な役職でしょうけど、あくまで日本法人ですから、どこまでの権限があるのかどうか。
これまでDAZN Japanの顔として表に出ていたのはEVP(Excective Vice President)の山田学氏ですが、とくに辞めたわけではありません。今後は北谷氏が代わって表に出てくるのかもしれません。
これまでの実績は輝かしいもので、ワシントン州立大学の助教授(メディアコミュニケーション)に就任。TBSの顧問や子会社の社長を務めています。
1992年には後楽園スタヂアム(現東京ドーム)の役員としてローリング・ストーンズやマイケル・ジャクソン、U2、マドンナといった大物アーティストを日本に招聘。スポーツにおいてもNFLやNBAの日本興行を手がけ、「ドクターK」の異名をとっているそうです。
著書も何冊かありますが、最近のもので「エンタメの未来 2031」というのを入手しました。2021年に刊行されたもので、これから10年先のエンタメ業界の潮流を予測するという内容になっています。
全6章のうち、スポーツにも1章が割かれています。最近の潮流としてNFTやファントークン、スタジアムのスマート化、中継のストリーミング化、ファンコミュニティの進化といった要素が網羅されています。
日本のプロスポーツについては、ホームでの人気を固める一方で、人口減少によって海外を含むホーム以外の進出が不可欠であるとの認識を示しており、おそらくこの観点からアドバイスをしていくことになるものと予想します。
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