Bリーグで観客1万人超え連発。

10月14日、国立代々木第一体育館で開催されたBリーグ・A東京 vs. 宇都宮戦で10,040人の観客動員を記録し、Bリーグ初の1万人超えを達成。さらに、その翌日(10月15日)の試合は10,225人を記録し、さらに記録を更新しました。

しかし、それをさらに上回ったのがB3に所属する東京ユナイテッドBC(TUBC)。10月14日、有明アリーナで開催されたvs.鹿児島戦で10,358人を動員し、Bリーグの最多記録となりました。


同日に東京都内で開催された2試合がともに1万人超えというのもすごいのですが、なぜB3のクラブが新記録を達成することができたのかは興味深いものがあります。

今回の試合ではありませんが、「中の人」が以前記していたnoteがあります。やっていることは実に地道な活動のようです。地元・江東区とその周辺に住む小中学生を無料招待したり、街頭でのチラシ配りやポスティングを繰り返し行ってきました。


有明アリーナのメインアリーナを使用できる機会は限られており、普段はサブアリーナ(500人収容)などを使わざるを得ないとのこと。それだけに、メインアリーナ開催時には会場全体が「フェス」と化すよう、さまざまなイベントを仕込んでいます。また、ファミリー層にも来場しやすいように、子供向けイベントを用意し、ベビーカー置き場も設置しています。

無料チケットをばらまくというのは、立ち上がったばかりの小規模クラブの常套手段ではありますが、それを有料でも来てくれるファンへと変えていかねばなりません。チケットのシステム開発やファンクラブの運営を内製化することで、顧客データを自社で管理し、さまざまな施策を直接案内できるようにしているとのことで、これもまたマーケティングの基本を押さえていると言えます。


もちろんタワマンが多数立地し、活気のある江東区という土地のポテンシャルがあってこそですが、他のクラブも参考にすべき点は多いかと思います。もちろん、闇雲にタダ券を配るだけでは意味がなく、戦略的に実施していく必要があります。

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