楽天レディース終了。コニカミノルタ杯はソニーへ。

JLPGAツアーの「楽天スーパーレディース」が今年限りで終了するとのこと。代わりとなる大会は現時点で決まっておらず、来年は空き週になる見込みと報じられています。


従来のツアー大会は、スポンサーや放送局が主催者となり、JLPGAが公認する形で行われてきましたが、楽天スーパーレディースはJLPGAが主催者で、楽天は「特別協賛」という形になっていました。

もともと2021年からの3年契約と発表されていましたので、楽天が延長しなかったということになります。これについては、楽天がモバイル事業で大きな赤字を出していることと絡めた見方もできますし、JLPGAからスポンサーが撤退したのだという見方もできます。少なくとも、放映権問題で揉めて出ていったGMOとは異なる状況であることは確かです。

楽天と所属契約を結んでいる稲見萌寧プロは、日米ツアー共催の「TOTOジャパンクラシック」で優勝し、来年の米ツアー出場権を獲得。来年はアメリカを主戦場とする意向です。大会からの撤退はこれより前に決まっていたものとは思いますが、ひとつ重荷が外れたと言うこともできるでしょう。

JLPGAは2025年をめどに、他のツアー大会についても自らが主催者となる方針を示しています。楽天スーパーレディースはそれを見越した動きでした。放映権問題についてはいまのところ大きな波は立っていませんが、そろそろこの件も絡んで動きが出てきそうです。


メジャー大会である「日本女子プロゴルフ選手権大会」はもともとJLPGAが主催なのですが、こちらも今年限りでコニカミノルタの特別協賛が終了することが発表されていました。そして、新たなスポンサーとしてソニーが発表されています。ソニーはかつてミノルタの一眼レフ部門を引き継いだことがありますので、これもまた面白い引継ぎだな・・・と思います。

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