DAZN人事。元Twitter社長が日本支社CEOに。
DAZNは、日本支社(DAZN Japan)の最高経営責任者(CEO)に笹本裕氏が就任したと発表しています。
笹本氏は新卒でリクルートに入社後、MTVジャパン、マイクロソフト、Twitter Japanを歴任。その途中で2回起業し、いずれも事業を売却しています。Twitter(現X)がイーロン・マスク氏によって買収された後、昨年(2023年)に退任していたようです。
New home, New adventure 💪
— yu-san (@yusasamoto) February 13, 2024
I’ve joined team DAZN as their CEO of Japan and remit to developing our Asian markets.
DAZN JapanにCEOとして就任致しました。新たな挑戦と使命に全力で取組みます。日本並びにアジアにおけるスポーツコンテンツの可能性を見出します🫡https://t.co/sBm1VYyoyw pic.twitter.com/6qml7dfPgN
DAZN Japanでは2021年9月に山田学氏がEVP(Excective Vice President)に就任。2023年10月:には北谷賢司氏がチェアマンに就任しています。お二人とも退任したという情報はありませんので、三頭体制ということになるのでしょうか。
山田氏はスポーツナビからの転身で日本のスポーツビジネスに明るく、北谷氏はスポーツだけでなくエンタメ全般の興行に知見を持つ方です。
笹本氏はTwitter時代にもAPAC(アジア太平洋地域)を統括しており、今回も「アジア事業開発」という肩書が付けられています。買収した旧Eleven Sportsのサービス地域である台湾の発展や、他のアジア諸国への進出も念頭に置いているものと思われます。
かつてDAZNはタイで参入を計画していたことが知られています。そのためにタイを含む東南アジアのいくつかの国で欧州CLの放映権を獲得していたのですが、コロナ禍によって経営危機に陥りこの計画は立ち消えに。さらに、欧州CLの放映権契約を返上することとなり、日本もその巻き添えとなったのです。
この悲しみを繰り返すことなく、再びアジアで足を固めることができるのか。今後の手腕に期待したいと思います。
0コメント