DAZN、クリケット・IPLの放映権を失う。
クリケットのインディアン・プレミアリーグ(IPL)が本日(3月22日)に開幕。1試合あたりの放映権料ではサッカーのプレミアリーグを上回り、NFLに次ぐ規模を誇りますが、シーズンは2か月程度で終わってしまいます。
昨年、日本ではDAZNがIPLを配信していましたが、どうやら今年は配信がなさそうです。替わって、一昨年まで配信していた「YuPPTV」が日本を含む70か国以上で放映権を獲得したと発表しています。価格は19.99ドルで今シーズンのIPL全試合を視聴できるそうです。
昨年、DAZNはイギリスとアイルランドでIPLの放映権を獲得。Sky Sportsにサブライセンスを出す形で2社での放送・配信となっていました。しかし、この時点で日本でも放映権を獲得したという情報はなく、なぜ配信されたのかは謎でした。
その後分かった話なのですが、どうやらDAZNはかなり幅広い範囲で放映権を獲得していたようで、インド亜大陸・アメリカ・MENA(中東&北アフリカ)を除くグローバルが対象となっています。つまり日本も含まれていたわけです。
インド国内でも放映権を持つViacom18が国外の権利を落札しており、その一部をDAZNに販売したという形です。2023~27年の5年契約だったのですが、どうやら1年も経たずに両社のあいだで紛争が発生し、契約が白紙に戻ったようです。
かくして、イギリスでも今年はDAZNが撤退し、Sky Sportsが単独で放送することが発表されています。どういう紛争なのかは分かりませんが、インドでビジネスをするのはなかなか大変です。
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