なでしこ・シービリーブス杯、今年はJFA TVで配信。

現地時間の4月6日(土)に開幕する女子サッカーのシービリーブスカップ(SheBelieves Cup)ですが、YouTubeの「JFA TV」チャンネルでライブ配信されると発表されています。

昨年はテレビ中継もライブ配信もなく、JFA TVでアーカイブ配信されました。今年もテレビ中継はありませんが、ライブで視聴することは可能となっています。

日本時間の深夜～早朝にかけての試合ということで、テレビ中継はなかなか難しいものがあります。昨年12月のなでしこブラジル遠征では、今回と同様にJFA TVでライブ配信がありました。その際に「本配信はJFAメジャーパートナーであるKDDI株式会社のサポートの下、共同事業として行います」との文言がありましたが、今回も同じ文言があります。

昨年は女子ワールドカップの放映権が問題となりましたが、女子サッカーの放映権料は上昇しつつあります。昨年(2023年)、USSFはアメリカ代表戦の放映権を8年総額2億ドルで販売しました。この契約は男女がセットになっています。

また、アメリカでは男女の同一待遇を求める声が上がり、女子代表がアメリカサッカー連盟(USSF)に対して起こした訴訟では、USSF側が和解金を支払う形で決着しています。

「SheBelieves」とは若い女性を応援するキャッチコピーであり、その精神に照らし合わせると放映権を安値で簡単に売り渡すわけにはいかなかったのかもしれません。その結果、昨年はライブ配信がなかったことは残念でした。

単発の大会だと、有料のサービスもなかなか手が出しにくいと思われます。PPVという手段もあったかと思いますが、無料配信にこぎつけたのはひとつの成果とも言えます。ただ、コメンタリーはつかないっぽいですね。