GCNその後。売却したWBDにも変化が。
創業者らが、ワーナーブラザーズ・ディスカバリー(WBD)から株式を買い戻す形となったGCN(Global Cycling Network)ですが、その後公式サイトを閉鎖。現在はYouTubeチャンネルでの活動となっています。ある意味元の形に戻ったことになります。
また、社員の削減も伝えられています。大資本が去り、身の丈に合わせた経営をせざるを得ない状況と言えます。
YouTubeチャンネルでは、かつて「GCN+」で配信されていたドキュメンタリー作品を復活させる予定であることが発表されました。YouTubeのメンバーシップを利用して課金する予定とのことです。日本語の字幕がつけられた作品も多かったので、それも含めて復活するとありがたいのですが。
その一方で、レースのライブ配信を復活させる予定はないことも明らかにしています。権利はWBD側にあるのですから、当然と言えば当然なのですが。
また、WBDの傘下であるユーロスポーツは、7月22日をもって「Eurosport Premium」のサービスを完全に終了すると発表しています。ツール・ド・フランスが終了し、バリ五輪が開幕する直前というなんとも微妙なタイミングです。WBDはヨーロッパでパリ五輪の放映権を獲得しています。
これによってユーロスポーツのストリーミング配信はすべて「discovery+」など他のWBD傘下のサービスに移管されます。国によってサービス内容が入り乱れているため全容の把握は難しいのですが、オランダでは「HBO Max」に移管されることで料金が大幅に値上がりするんだとか。これも世の中の流れと言うしかないのでしょうか。
日本を含む、discovery+などの移管先が存在しない国では既報の通り「Staylive Cycling」でWBDの持つ自転車系のコンテンツが配信されています。最近になってようやく熱心なファンの方に「発見」されたようで、それについてはほっとしています。
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