レッドブル、J3大宮の経営に参画か。自転車チームも。
朝日新聞が報じたところによると、レッドブルがJ3・大宮アルディージャの経営に参画する方針とのこと。買収という言葉は使っていないので、株式の一部を取得することになるものと思われますが、具体的な比率などは明らかになっていません。
この情報は今年2月にスポニチが報じていました。この時は複数のクラブが候補にあがっており、その中でも大宮が最有力という情報でした。
その後、3月にドイツのメディアが報じたところによると、2つの点によって交渉が難航しているとのこと。ひとつは日本国内で登記されていない企業の参入が認められていないことと書かれていますが、ちょっとそこの部分はあやしいところです。
そして、もうひとつはクラブ名に企業名を冠することができないということです。レッドブルが保有するクラブは、オーストリアのレッドブル・ザルツブルク、MLSのニューヨーク・レッドブルズなど「レッドブル」の名前が入っています。ブンデスリーガのRBライプツィヒは企業名こそ入ってないものの、こじつけで「RB」が入っています。
昨年12月、Jリーグがクラブ名に企業名を入れることの解禁を検討しているとスポーツ報知が報道。Jリーグは直ちにこれを否定するプレスリリースを出しています。結果的に誤報だったとは言え、まったくもって根も葉もない情報というわけではなさそうで、いまとなっては水面下で打診があったのではないかと考えられます。
ただ、Jリーグ規約の第31条には、呼称にホームタウンの地域を含めることは定められているものの、企業名については明文化されていません。浦和レッドダイヤモンズは三菱のマーク、ジェフ千葉は親会社のJR東日本と古河電工のイニシャルが含まれていることはよく知られており、曖昧な記述にせざるを得なかったのかもしれません。
大宮サポーターの皆さんにとっては複雑な心境かと思いますが、リーグ全体としては外資の参入を促す姿勢であるため、歓迎されるべきことではあります。
話は変わり、今週末から開催される自転車のツール・ド・フランスにもレッドブルが参入しています。今年1月に株式の過半数を取得したチーム「ボーラ・ハンスグローエ」が、正式にチーム名を「レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ」に変更したのです。世界最大のレースに向けてユニフォームも一新し、最高のアピールを狙っています。
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