Netflix、ホットドッグ早食い頂上決戦を配信。

Netflixは、9月2日に開催される「CHESTNUT VS. KOBAYASHI: UNFINISHED BEEF」をライブ配信すると発表しています。ホットドッグの早食い大会で16回の優勝を誇るジョーイ・チェスナット選手と、「ツナミ」の異名を持つライバル・小林尊選手による直接対決です。

もっとも、フードファイトをスポーツと言ってよいものかどうかは疑問なのですが、Netflixが配信ということなので取り上げることにしました。

7月4日はアメリカの独立記念日であるとともに、ホットドッグの早食い大会が開催される日でもあります。しかし、ディフェンディング・チャンピオンであるチェスナット選手は参加しません。というのも、この大会はホットドッグのチェーン店であるネイサンズ(Nathan's)が主催していますが、チェスナット選手は最近になって競合であるImpossible Foods社とスポンサー契約を結んだためです。

Impossible Foodsはいわゆる「代替肉」を製造するメーカーであり、バーガーキングと提携して代替肉のハンバーガーを発売したりしていました(筆者も一度食べたことがあります)。いわば健康志向の食品なのですが、その広告等を大食いの人が務めるというのもちょっとおかしな話ではあります。

一方の小林選手ですが、これもNetflixで配信されている食と健康をテーマにしたドキュメンタリーに出演。長年繰り返してきた大食いによって空腹感も満腹感も得られない体質となってしまい、食の幸せが味わえなくなったと告白しています。これをアメリカのメディアでは「引退宣言」だと報じています。

そんな小林選手が9月に一度限りの復活を遂げるわけです。これが引退試合となってしまうのでしょうか。これからは「健康的なホットドッグを開発したい」とのことで、チェスナット選手とも意気投合する部分があるのでしょう。