松木選手移籍か。トルコリーグの放映権

FC東京の松木玖生選手の海外移籍が報じられています。プレミアリーグのサウサンプトンと契約し、来シーズンは系列のクラブであるトルコのギョズテペにレンタル移籍するとのこと。

五輪代表候補としても期待されていた松木選手ですが、移籍の話があるとして招集が見送られています。移籍先からの許諾が得られていなかったということになるでしょう。

ということで、トルコ1部リーグ(スュペル・リグ)の放映権について簡単に触れておくことにします。かつてはDAZNで配信されていたこともありましたね。

スュペル・リグの放映権は、トルコの衛星放送局である「Digiturk」が保有しています。Digiturkは2015年にbeIN Media Groupによって買収されているため、実質的にbeIN Sportsが保有していると言ってもよいかと思います。

今年3月に来シーズン以降の入札が実施されており、Digiturkが新たに3年契約を結びました。放映権料は年間2億1,840万ドルと報じられています。

Digiturkは、トルコ国内だけでなく国外向けの放映権についてもセットで獲得しています。ですので、以前DAZNが配信していたときも窓口はbeINだったのではないかと考えられます。もし、今後放送・配信を計画されている業者がありましたらどうかご検討を。

ただ、この時つきまとうのが国際映像の有無です。主要リーグ以外だと、全試合の国際映像が製作されているわけではありません。例えばオランダリーグ(エールディヴィジ)でも、国際映像があるのは毎節4試合だったりします。

なので、特定のクラブの試合を追いかけるというのはなかなか大変です。国際映像じゃなくてもよい、会場音だけでもよいのであれば調達する方法はあるかもしれませんが。このあたりの情報は、またきめ細かく紹介していくことにします。