きれいなディスカバリーが自転車界へ舞い戻る。

ディスカバリー社が自転車情報サイトを運営するPlay Sports Group社の株式を71%取得し傘下に収めたと発表。

ランス・アームストロングがツール7連覇を達成した際の所属がチーム・ディスカバリーチャンネル。スポンサーとしての活動は3年間だったが、その後のドーピングによる剥奪も含め、光と泥を両方浴びることに。

そんなディスカバリーの名前がこういう形でまた自転車のニュースに出てくるのはちょっと嬉しい。
Play Sports Group社はYouTube上に6個のチャンネルを開設し、自転車やトライアスロンなどの動画を配信している。また、ディスカバリーの傘下であるユーロスポーツは多くの自転車レースの放映権を保有している。
乗る人も見る人も。両社の提携により、自転車に関するさまざまな角度からの情報発信が加速することを期待してやまない。

もちろん日本にも影響は出てくるはず。DAZNのレース映像の多くはユーロスポーツ経由で提供されているし、日本語版のコンテンツが配信されたり、有料のプレミアムサービスが提供されるといった展開が考えられる。

記憶に新しいskyの撤退決定が象徴するように、収益性に乏しいサイクルロードレースの世界はスポンサー頼み。
もちろんビジネスモデルの再構築も必要だが、さしあたって多くのスポンサーの耳目を集めるためには、やはりエコなイメージを前面に出していくべきだろう。skyがオーシャンレスキューキャンペーンをやっていたのもその一環だと言える。

この点において、ディスカバリーが再度自らの企業イメージに合致すると判断してくれたことには素直に敬意を表したい。おかえり。またよろしくね。

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