F1ベルギーGP、隔年開催へ。ローテーション本格化か。

F1は、今年で終了するベルギーGPの開催契約を2031年まで延長したと発表しました。しかし、新たに契約した6年間のうち、開催されるのは4回となっています。2028年と2030年は開催されません。


これまで、同じ国で異なるサーキットが交互に開催するといった事例はありました。日本でも鈴鹿と富士で交互に開催された時期があります。しかし、今回は異なる国でのローテーションが行われるというのが新しい点です。

国単位でのローテーションは、WRC(世界ラリー選手権)ではすでに導入済みです。F1でも以前に検討されたことがあります。以下の記事は2011年のものですが、ベルギーとフランスが隔年で開催するという案が浮上したことがあります。


ベルギーGPが開催されるスパ・フランコルシャンは魅力にあふれるサーキットである一方で、とても危険な場所です。改修工事にも多額の費用が必要で、財政的にも毎年開催を続けるのは難しいようです。

今年のF1は全24戦で開催され、スケジュール的にこれ以上増やすのは現実的ではありません。その一方で、F1誘致に名乗りをあげる国はまだまだありますので、今後は本格的にローテーションが導入されていくのでしょう。


アフリカのルワンダは、昨年FIA(国際自動車連盟)の表彰式を誘致し、今後はサーキット建設を進めていくとしています。また、F1の誘致計画を表明している大阪でも、万博跡地にサーキットを建設する計画が浮上しているそうですが・・・まぁ競争が激しそうです。

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