Lemino、武居・力石W世界戦で有料化に舵。

5月28日に開催される武居由樹選手・力石政法選手のダブル世界戦について、Leminoが配信すると発表しました。今回はプレミアム会員限定となります。

武居選手の試合は、昨年12月に井上尚弥選手の試合とともに開催される予定でしたが、井上選手の対戦相手が負傷したため今年1月に延期。すると、今度は武居選手が負傷したためいったん流れています。(井上選手の試合はそのまま開催)

2022年12月に開催された井上尚弥vs.バトラー戦は、当初Leminoの前身にあたる「dTV」で有料配信される予定でした。しかし、会員登録時の認証でトラブルが発生し、急遽ログイン不要で視聴できるように変更。事実上無料開放となりました。


この教訓があったからか、Leminoによるボクシング中継はこれまで無料で行われてきました。井上選手の試合だけでなく、大橋ジムが定期的に開催している興行「PHOENIX BATTLE」も無料配信されています。今回の2選手も大橋ジム所属です。


しかし、ずっと無料にするわけにもいきません。今回の会場は横浜BUNTAIであり、キャパシティとしては5,000人程度です。チケット収入だけでファイトマネーをまかなうには限界があり、ここらで有料配信をトライしてみるにはよい機会なのでしょう。

その先に待っているのは、井上選手の試合の有料化です。サンスポの記事によると、ドコモ関係者の話として「基本的には今後有料化をしていく」というコメントが掲載されています。ただ、試合内容によって判断していくとのことなので、「PHOENIX BATTLE」は引き続き無料になるかもしれません。

5月4日(現地時間)の次戦はラスベガス開催で、おそらくAmazonでの配信が有力ですが、9月とされるその次の試合については国内開催が予定されており、こちらをLeminoが配信する可能性が高そうです。ここまで来ると、井上選手のファイトマネーは10億円規模になりそうで、東京ドームクラスの大きな箱を用意したとしても、無料の維持は難しくなってきます。


また、武居選手が今回の試合をクリアできれば、将来的には那須川天心選手との対戦が期待されるところ。天心選手の試合はAmazonで配信されてきたので争奪戦となりそうですが、もし獲得できれば大きな話題となります。

もうひとつ可能性が残るのがPPVです。さらに話はさかのぼり、2021年12月に開催された井上尚弥vs.ディパエン戦がPPVで配信されています。大橋会長によると「目標数は達成した」とのことですが、当時としては盛り上がりに欠けたことは否めません。


それから時が経過し、大橋ジムにも手駒が増えました。LeminoにもPPVの機能はすでにありますので、やろうと思えばできる状況にあります。これまで井上選手と大橋ジムをサポートし続けてきたドコモにとっては、そろそろ収穫の時です。

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