J3岐阜、地元CATV局が怒涛の放送。
Jリーグが3月18日に発表した放送予定の追加によると、現在J3に所属する岐阜FCのホームゲームが、岐阜のCATV局であるCCNで大量に追加されています。
従来、CATVはDAZNが放映権を独占できる範疇(有料放送およびインターネット配信)に含まれていたため、中継は難しい状況でした。しかし、2023年にDAZNとJリーグの契約が改定され、J3が外されています。そのため、いくつかJ3の試合を中継するCATV局が出てきました。J3となるとより地域密着のレベルが高まるため、CATVには向いていると言えます。
CCNが岐阜FCの試合中継を始めたのは昨年(2024年)からで、その際もホームゲームを多数放送していました。今年は2~3月のホームゲーム全試合を中継すると発表しており、4月以降についても全試合を網羅する勢いです。
今年(2025年)はLeminoがJ3全試合を無料でライブ配信するようになったため、昨年よりは需要が低下しているように思われますが、現地からの中継だったり、応援番組など独自のコンテンツも放送できるのは強みです。放映権料も昨年よりは抑えられているかもしれません。
今後の課題はアウェーの中継になるかと思われます、ホームについては、できれば現地で応援してほしいという部分もあります。最近は意味が薄れていますが、かつて放映権料は観客数が減ることへの補償でもありました。
そう考えると、アウェーの放映権料はホームより安く設定されていてもおかしくないのですが、現実にはアウェーを中継する局は極めて少なく、逆に高く設定されているのでは?と疑ってしまいます。映像制作を請け負っている放送局であれば、ホームのほうが制作費を受け取れるので放映権料と相殺できるのですが、さすがにCCNは制作を担当していません。このあたりは正直謎が残る部分です。
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