MGC 女子出場者が9人しかいない問題。

9/15に開催されるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)では、東京五輪の代表3枠のうち2枠が決定する。
MGCに出場するには日本陸連が指定する大会などで参加資格の基準を満たす必要があるが、男子24人に対して女子が9人しかいないことが問題となっている。
強化がうまくいっていない、というのもあるだろうけど、そもそも指定大会が男子よりも少なく、しかもさいたま国際マラソンは機能していない。3月の名古屋ウィメンズマラソンで数名追加、また来週の東京マラソンでもワイルドカードによって追加される可能性がある、多くても15人程度だろう。

大阪でアクシデントのためリタイアした福士選手が名古屋で再挑戦するとのことですが、はっきり言って賛成しかねますね。

4月までに開催される海外レースで設定タイムを満たせばワイルドカード枠で出場権を得られる。4/7のロッテルダムマラソンと4/28のロンドンマラソンは高速コースで知られている。また、国内指定大会ではないものの、あえて東京マラソンに出場する選択肢もある。

ロンドンマラソンについてはBSフジが放送する可能性あり。ロッテルダムマラソンについては不明だが、DAZNが配信する可能性が残されている。
さて、MGCは少人数のレースであること、タイムではなく順位で決まること、おそらくペースメーカーはつかないであろうこと。夏の暑さも加味すると、超スローペースでの展開が予想される。
そのため、スピード型の選手ではなく思わぬ伏兵が現れるかもしれない。リスクをとってペースを上げる選手が現れることを期待したい。
MGCに出られなかった選手のために、というか本当は各大会の主催者への配慮なのだけど、「ファイナルチャレンジ」が用意されている。日本陸連が設定するタイム(5月に決定)をクリアし、かつ最も速いタイムを出した選手に最後の3枠目が与えられる。
おそらく設定タイムは厳しめになるだろう。男子なら2時間8分前後、女子なら2時間23分前後ではないかと予想する。暑い時期のレースを経験していなければ、それ以上にスピードをアピールする必要がある。

もう男子は確実に東京マラソンに集中するだろう。女子は大阪と名古屋にある程度分散されるだろうが、目標タイムが明確になる名古屋のほうに集まるのではないか。タイムが厳しければ、これまで見たことがないような超ハイペースでのレースも期待できる。これはぜひ見てみたい。

まぁ何が言いたいかというと…みんなロンドンかロッテルダムに出ようよ、ということであります。もっともいまからエントリーを受け付けてくれるのかは分かりませんが。

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