凱旋門賞、日本馬の輸送費を補助。
フランスの競馬主催者・フランスギャロは、国内最高峰のレース「凱旋門賞」に出走する日本馬2頭を対象に、日本からの輸送費を補助すると発表しました。
スタッフの現地滞在費も負担する「招待」という扱いではありませんが、一般的には1頭につき1,000万円程度の輸送費がかかるとされますので、大きな特典になります。
日本でも一部の海外レースを対象に馬券が発売されるようになりましたが、その売上の一部は手数料として現地の主催者に支払われます。昨年の売上は46億円余りで、かりに手数料を3%と仮定すると、1.4億円ほどがフランスギャロの収入になります。
映像も必要なので、必然的に放映権契約も結ばれることになります。フランス競馬の馬券販売を行っているPMUがJRAと契約。フジテレビとグリーンチャンネルに映像を提供しました。
また、それとは別にABEMAも放映権を購入しています。ABEMAの親会社・サイバーエージェントの藤田晋社長が所有馬のシンエンペラーを出走させました。
いまだに日本馬が優勝できていない凱旋門賞。最近は名よりは実をとる形で、他国の高額賞金レースのほうに出走させる動きも出てきています。「日本馬に勝ってほしい」というのはリップサービスでしょうけど、とにかく出走してほしい。フランスギャロの切実な願いが透けて見えてきます。
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