MotoGP開幕まで1か月。スペインDAZNが動く。

MotoGPの独占配信を掲げてまもなくサービスインするスペインDAZNが、「絶対王者」マルク・マルケス選手とアンバサダー契約。これは本気だ。
でも、当ブログ的にはその上にある記事のほうが大事。スペインDAZNはTV3というテレビ局と2レースについてサブライセンス契約を結んだ模様。

もともとスペインDAZNは一部のレースについて無料放送を実施すると発表している。
OTTサービスに慣れていない潜在顧客層への配慮という意味合いもあるけど、やはり有料サービスにとっては「入口」を用意しておかなければ、新規のファン獲得は見込めない。
さて、TV3というのはカタルーニャ州が運営する放送局。ということでおそらくカタルーニャ語による放送になるのではと。対象レースは3/31決勝のアルゼンチンGPと11/17決勝の最終戦・バレンシアGP。なぜカタルーニャGPが含まれてないのか。

おそらく同様のサブライセンス契約が今後もいくつかの放送局と結ばれるのでしょうし、その中には全国放送を含まれるのでしょう。
ご存知の通りカタルーニャ州は独占を目指しているし、バスク地方など独自の言語を持つ地域もあるし、とにかくスペインは歴史的にいろいろと複雑な地域ですから、いろいろと配慮すべき点はあるのでしょう。マルケス選手もカタルーニャ出身だそうですし。

無料放送と有料放送、さらには会員向けのプレミアムサービス。これらをどう使い分けて収益を最大化していくのか。
新規ファンの育成も含めて長期的な視点で検討していく必要がありますが、かといって放映権の契約はそんなに長期なものは少なく、MotoGPについては4年契約。主催団体と放送局、それぞれの思惑をきちんと調整していくことが望まれます。

その点で言うとF1についてはレース主催者たちが不満を述べている模様。この件についても近々取り上げないといけませんね。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000