「THE ANNOUNCER」とイージースポーツ
DAZNで配信されている実況者のオーディション番組「THE ANNOUNCER」。先日第6話が公開され、候補者は7人から3人に絞り込まれました。
ここまで来ると、合格と不合格の境目はあってないようなもので、審査する側も大変だろうと思います。将来また這い上がってくるであろう人を先に落としたようにも感じられますので、近いうちにまたどこかでチャンスがめぐってくるのではないかと。
なお、最終合格者は12月23日に開催される「DAZN AWARDS」の中で発表されるとのことです。
DAZNでの配信は29日を予定しているとのことですが、おそらくF1の内容も含まれるかと思いますので、年が明けたとたんに映像がなくなるとか、そういうことがないといいのですが・・・と思わず余計な心配。
話を戻して、今回の審査では候補者7名が実際に「ジャパンウィンターベースボールリーグ」(JWL)の試合実況を担当しています。試合は沖縄で開催されていますが、現地ではなく東京都内にあるスタジオから実況するというもので、いわゆる「オフチューブ」となっています。
候補者がスタジオを訪れる場面が映像にあるのですが、そこでビルの名前が「A-PLACE青山」であることが確認できます。このビルのテナントからスポーツに関連する企業を探してみると、イージープロダクションが該当しました。つまり「イージースポーツ」の運営者でもある会社ですね。
イージースポーツはプロ野球の二軍戦を多く手がけており、低コストでの映像制作に定評があります。今回JWLの映像制作を受託しているのも納得です。自前での配信に固執しているわけでもありませんので、DAZNでの配信もとくに不思議ではありません。
以前から気になっていたのですが、DAZNの公式XアカウントではJWLの中継で #イージースポーツ のタグをつけていました。別にイージースポーツで配信しているわけでもないのに、なぜ?と思ってましたが・・・そういうことなんでしょうね。謎が解けました。
ちなみに候補者のひとりである中島彩さんのInstagramには、バレーボール・Vリーグ中継でイージースポーツと仕事をしている様子が載っていました。壁紙の模様も一致しているので、ほぼ間違いないでしょう。中島さんはこのブースの経験者であることも分かりました。だからといって有利というわけではありませんが。
VリーグはSVリーグとなり、イージースポーツからJ SPORTSでの放送・配信に移行していますが、中島さんはSVリーグでも引き続き担当されており、こちらも壁紙が一致していますので、引き続き映像制作はイージープロダクションが請け負っていることも分かります。
https://www.instagram.com/nakazeman/p/DQ06TlrksC1/
当ブログでは放映権の争い、奪い合いといった面をどうしても取り上げることになりますが、制作現場はまた別の論理で動いています。ただ、その中でも頑なに一緒に仕事をしないところとかもあったりしますので、そういうのは契約で縛られているか、あるいは本当に仲が悪いということになるのでしょう。人間というのはかくも複雑なもので。
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