MLBナショナルズ、MLB.TVに合流か

MLBのワシントン・ナショナルズは、地元のローカル放送局・MASNとの放映権契約を終了する見込みであると報じられています。正確には2月末まで契約が残っているそうですが、今シーズンについてはローカル放映権がMLBの直轄となり、「MLB.TV」から配信されることが有力となっています。

MASNは、旧モントリオール・エクスポズがワシントンに移転してナショナルズとなった際に、ボルティモア・オリオールズとの合弁で設立した放送局です。隣接する両球団の権益を調整するためにMLBの仲介によって設立されましたが、その後も火種が燻り続けていました。


昨年両球団で和解が成立し、ナショナルズがMASNの持ち株をすべて手放す代わりに、今年からは自由に契約が結べるようになりました。資本的にも権利的にもMASNから離脱することになります。

MLB.TVは昨年ディズニーが営業権を獲得。すでに6球団のローカル放映権が直轄となっていますが、7球団目が加わることになります。


これまでの6球団は、いずれもRSN(Regional Sports Network)の経営不振にともない、ローカル放映権がMLBに移管されたものです。今回はそれとはかなり異質なものですが、RSNのビジネスモデルが厳しくなっていることと無関係ではありません。


  • Bally Sports(現FanDuel Sports Network)の破綻処理にともなうもの
    • クリーブランド・ガーディアンズ
    • サンディエゴ・パドレス
    • アリゾナ・ダイヤモンドバックス
    • ミネソタ・ツインズ
  • WBD(ワーナーブラザーズ・ディスカバリー)のRSN撤退にともなうもの
    • コロラド・ロッキーズ
    • シアトル・マリナーズ

最初に紹介した記事には、DAZNが交渉を進めているとされるFanDuel Sports Networkの買収についても書いてありましたので、それについても触れておきます。DAZNとFanDuelの交渉は難航していると報じられており、破談の可能性が高くなっています。また、別の買い手とも交渉しているのではないかという話も。昨年ディズニー傘下となったFuboの名前もあがっていますが、さて。


1月末までに買収が成立しなければ、FanDuelは廃業するとされています。FanDuelは各球団に対して減額を提示しており、球団側はしぶしぶ減額をのむのか、それとも独立するかを迫られています。もし独立するとなれば、MLBの球団に関してはMLB.TVへの参加を選ぶことになりそうです。

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