トップランク、未だ契約なし。GBPはDAZNと決別?
昨年7月にESPNとの契約が切れた、大手ボクシングプロモーターのトップランクですが、それから半年を経た現在でも新たな契約先が見つかっていない状況です。なかなかの異常事態だと言ってよいでしょう。
10月には「Top Rank Classics」を立ち上げました。いわゆる「FAST」と呼ばれる広告付きの無料チャンネルで、過去のアーカイブ映像に加えて、ライブ配信もこちらで行っているとのことです。残念ながら日本国内から視聴することはできません。
昨年11月に開催された那須川天心vs.井上拓真戦は、日本だとAmazonでライブ配信されましたが、アメリカではTop Rank Classicsで配信されていたとのことです。ちなみに、チャンネル開設前の9月に開催された井上尚弥vs.アフマダリエフ戦は、トップランクのFacebookページにてライブ配信されていました。
DAZNと契約を結んでいたGBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ)にも異変が伝えられています。両者の契約は昨年10月ごろにすでに切れているというのです。先日16日にカリフォルニア州で開催されたGBPの興行についてはDAZNで配信されましたが、これはスポット契約であり、新たな契約は存在していないとのこと。
DAZNはサウジとの関係を強めており、「リヤド・シーズン」や「ザ・リング」の名前を冠して行われる興行を配信しています。また、日本は対象外ですが「DAZN Ultimate Tier」という新たな料金プランを開始しており、これらの興行はPPVを購入せずに視聴できるようになりました。そのぶん月額料金は若干割高になります。
GBPの興行はいまのところPPVの対象ではないのですが、もし再契約するとしても、この新プランに協力するかどうかは問われるところ。サウジとの距離を近づけば、逆に離れていくところが出てくるのは必然と言えます。
【追記】
本稿執筆後、2026,27年の契約延長でおおむね合意したとの報道が。まだ正式発表ではありません。
TKOグループが手がける「ズッファ・ボクシング」は、1月23日(現地時間)にラスベガスで旗揚げ興行を行います。翌日のUFCとセットでの興行で、大々的なスタートを切りそうです。
アメリカでは両日ともにParamount+が配信します。なお、アメリカ以外の放送については発表されていませんので、情報が入りましたら追記します。こちらもサウジ資本が協力しているので、DAZNが獲得するかどうかが大きなポイントです。
UFCとParamount+の新たな契約では、PPVイベントを廃止したことも大きな要素となっています。ズッファ・ボクシングも同様にPPVを実施しない方針となれば、ボクシングのビジネスモデルにも大きな影響を及ぼします。
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