リーグ・アン、仏国内でW杯の放映権を獲得か
DAZNとの放映権契約が終了し、今シーズンから自らのチャンネル「Ligue1+」で試合を配信しているリーグ・アンですが、会員獲得の切り札としてFIFAワールドカップの放映権を獲得しようとしています。放映権料として1,800万ユーロ(約32億円)を提示し、あとはFIFAの承認待ちなのだとか。推定されています。
全104試合を「Ligue1+」で配信します。すでに無料放送局のM6が54試合の権利を獲得しており、無料放送と有料配信が混在することになります。これは日本と同様の形式です。
リーグが自ら他の大会の放映権を獲得するというのは極めて珍しい事例だと言わざるを得ません。ワールドカップは当然ながらA代表が参加する大会であり、A代表を派遣するサッカー協会が購入するのであればまだ理解できる話なのですが。
昨年9月の時点で「Ligue1+」の契約者は100万人に達しましたが、現状のペースではDAZNから受け取る予定だった年間4億ユーロの半分にも届きません。オフシーズンの解約を防ぐためにも、そして来シーズンへの起爆剤とするためにも、ワールドカップの権利が求められました。
前回大会では、民放局のTF1と有料チャンネルのbeIN Sportsが放映権を持っていました。リーグ・アンはそのbeINとも揉めており、こちらも今シーズン限りで契約が解除されると言われています。これもまた、回収を急がねばならない大きな動機です。
beINが撤退すれば、全試合をLigue1+で配信できるようになる一方で、遅かれ早かれ値上げが必要になるでしょう。そのためには説得の材料が必要です。フランス代表の活躍は必須条件でしょう。
beINが不満を抱いていた理由のひとつとして、試合の選択権に制限があることがあげられます。DAZNが撤退しても、いまだ自由に選択できるようにはなっていません。
この件でbeINは放映権料の一部支払いをストップする強硬手段に出ていたのですが、先日パリの裁判所から支払いを命じる判決が出たとのことで、リーグ・アン側の勝利となっています。beINとの関係が複雑になれば、同じカタール資本のPSGとの関係にも影響する可能性があります。
直近の報道では、beINもFIFAに対してオファーを出しており、その金額はリーグ・アン陣営を上回っているともされています。まだ正式決定がなされていないので、土壇場でうっちゃりが決まる可能性もまだ捨てきれません。
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